この記事では、ブロガーの方に向けて開業届と青色申告承認申請書の”出し方”について解説しています。
収益のないブロガーでも開業届を提出することができます。
実際、わたし自身も2023年の3月に開業届を提出しましたが、当時収入はゼロでした。
開業届を用意する
開業届の提出方法は3種類あります。
- 税務署に持参
- 郵送
- e-Tax
今回は税務署に持参する方法を解説します。
国税庁のホームページから「個人事業の開業・廃業等届出書」をダウンロード、印刷して、事前に記入を済ませてから税務署の窓口に提出するとすぐに手続きが終わります。
「国税庁HP」から
1,税の情報・手続き・用紙から「申告手続・用紙」を選択
2,申告・申請・届出等、用紙(手続の案内・様式)の「届出書・申請書等の様式(申告所得税関係)」を選択
3,申告所得税関係の5の「個人事業の開業届出・廃業届出等手続」を選択すると下記ページが表示されます。
↑「個人事業の開業・廃業等届出書(提出用・控用)」をクリックして提出用と控用どちらも印刷してください。
開業届の書き方
①提出する税務署を記入します。わからなければ国税庁ホームページで近くの税務署を調べましょう。提出する日付を記入。開業日ではありません。
(提出日は書かなくても何も言われませんでした。)
②納税地が自宅なら「住所地」にチェックをして記入します。
③職業欄にWEBサイト運営業、インターネット事業もしくは文筆業などを書く。
④屋号は空白でもOK!お店の名前のようなもの。
ただ、クレジットカードの申請をする際などに使えたりして便利なので決めておいた方がいいです。
⑤「開業」にチェックします。
⑥「事業所得」にチェックします。
⑦開業日を記入します。
好きな日にちで構いませんが、「開業日」から1ヶ月以内と決まっているのでその範囲内にしましょう。
また、開業届の開業日と青色申告申請書の開業日は原則一緒でないといけません。間違えていないか最後に確認してください!
わたしはそこを間違えて税務署から連絡が来ました! 🙄
⑧「青色申告承認申請書」又は「青色申告の取りやめ届出書」の提出の有無は青色申告を一緒に出すのであれば「有」にチェックします。
⑨消費税に関する「課税事業者選択届出書」又は「事業廃止届出書」は対象でない場合は「無」にチェック。
対象になる方はほとんどいないと思います。
⑩源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書の提出の有無は「無」にチェックをします。
事業の概要
事業の概要は、「商品紹介やイラストの図解を使ってのWEBサイトを運営」やASP(アフィリエイト)の申請のときにご自身のサイトの概要について書いたことのある人は参考にしてみるといいかもしれません。
開業届の書き方は以上です。
開業届の控えの方にも同じように書いておくと税務署でハンコを押してもらえます。
こちらも事前に書いておいて当日一緒にもっていきましょう。
青色申告承認申請書を用意する
青色申告をするには開業届とは別に「青色申告承認申請書」を提出しなければなりません。
開業届と同様、提出方法は3種類(税務署に持参、郵送、e-Tax)あります。
再度、「国税庁HP」から
1,税の情報・手続き・用紙から「申告手続・用紙」を選択
2,申告・申請・届出等、用紙(手続の案内・様式)の「届出書・申請書等の様式(申告所得税関係)」を選択
3,申告所得税関係の9-1の「所得税の青色申告承認申請手続」を選択すると下記ページが表示されます。
「所得税の青色申告承認申請書」をクリックして印刷します。
青色申告承認申請書の書き方
※令和_年分以後~のところは、青色申告の適用を開始したい年号を記入。
1は記入しなくて大丈夫です。
2、所得の種類は事業所得にチェック
3、初めて申請する人なら「無」にチェック
4,①は、事業開始年月日を記入。
5の「相続による事業継承の有無」は後をついで事業を始めたのでなければ「無」にチェック
6ー(1)簿記方式は65万円の控除を受けるなら「複式簿記」にチェックします。
6ー(2)②は、現金出納長・売掛帳・買掛帳・経費帳・固定資産台帳・預金出納帳・総勘定元帳・仕訳帳の8個にチェックする。
開業届を出す際に必要なもの
税務署の窓口に提出する際は以下のものを忘れずに持っていきましょう。
- 開業届
- 開業届の控え
- 青色申告申請書
- マイナンバーカード
- 印鑑(訂正用)
申請は書類を提出後、本人確認書類(マイナンバーカード)を提示して、窓口で渡される紙に必要事項を記入すると終了。大体3分ぐらいでした。
提出期限
青色申告をしようと思っている方は、3月15日までに提出しておかないといけません。過ぎてから提出するとその年は青色申告ができなくるので注意しましょう。
確定申告の前に
会計ソフト
申告書をすべて自分で作るのは相当に難しいです。
税理士に頼むのが一番確実だと思います。
が、かなりの出費になります。
それに比べ会計ソフトで作る方が割安ですし、1年や2年で辞めると考えていない方であればこの方法を取ることをおすすめします。
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ちなみにわたしは右側の弥生を利用しています。
最後までお読みいただきありがとうございました!