今回はクリスマス切手2回目。
知識ゼロの状態から切手に描かれた内容をもとにその正体を探る記事となっています!! 🙂
切手の絵
裏面
記載内容
⑫ ノーホーク島・ジブラルタル
ノーホーク島
1972年10月に発行されたクリスマス切手1種。
南太平洋のニューカレドニア諸島の南にあります。
ジブラルタル
1972年10月に発行されたクリスマス切手2種。スペインと
モロッコにはさまれたジブラルタル海峡に面した国。
クリスマス切手未使用 3種 300円
買わない袋はやぶかないでください
東京切手センター
ノーホークっていう記載に時代を感じますね。
右の切手
切手に記載の情報
- NORFOLK ISLAND
- CHRISTMAS 1972
CHRISTMASはクリスマス切手のことでキリスト教徒の多い国で10月~12月ごろに印刷・販売される切手です。
ここは前回の記事を書く際にも調べたのでOK 🙂
しかし、
『NORFOLK ISLAND CHRISTMAS 1972 Stamp』 と英語で検索すると同じ切手は出てきます。
ただ、肝心の切手に描かれている絵に関する情報が出てこない💦
検索でヒットするのはどれもebayやネットショップに売り出されているものばかり。
商品の詳細については、切手に書かれている内容をそのまま載せただけとなっていました。
結局、4時間ほど調べて得られた情報は、この切手の相場が1枚当たり日本円で100円前後ということだけでした。 🙁
画像検索を使ってみても結果は同じ。
頭の輪から聖人や天使、手に持っている紙から伝道師の線も疑ったのですが見つけることかなわず。
ステンドグラスで探してみてもダメでした。(>_<)
なので、こちらは断念。
情報が得られ次第更新予定です。
ノーフォーク島
- 1774年にキャプテン・クックによって発見される。
- 18世紀~イギリスの流刑植民地。
- 19世紀~ニュー・サウス・ウェールズ植民地の流刑地。
- 1913~オーストラリア連邦政府の管轄下で自治が行われています。
左の切手
切手に記載の情報
- GIBRALTAR
- CHRISTMAS
- EⅡR
画像検索をすると「聖母マリア」とジブラルタルにある「聖母マリア教会」に行きつきました。
※著作権フリー/リンクフリーの確認が取れなかったので今回は文字だけで失礼します。🙇
なので中央が聖母マリア、左手側がイエス・キリストですかね。
右手には筒状のもの?とそこから出ている3本の花があります。
3本のうち2つは形状が似ているのでおそらくバラと推測。
キリスト教美術では赤バラは殉教者の血を象徴し、白バラは聖母マリアの純潔のシンボルとされているそうです。
なのでこの2本は赤と白のバラではないかと。
そして3本目が白ユリでこちらも聖母マリアのシンボル。
それから気になったのが頭の冠です。
キリスト教美術では光輪が有名ですが、なぜ冠なのか。
調べたところ「聖母戴冠」がモチーフの像だと考えられます。
※「聖母戴冠」とはカトリック教会で12世紀ごろから描かれるようになった図像で、被昇天した聖母が三位一体の神から冠を授けられる絵画のこと
最後にEⅡRですが、
これは「エリザベスⅡ世女王」を表しているそうです。
前回の記事でもイギリス領の切手を扱いましたが、この紋章を見るのは初めてです。
ジブラルタル
ヨーロッパ南部、イベリア半島南端にあるイギリスの直轄領。
- 8世紀にイスラム教の支配下に置かれる。
- 15世紀にはカスティーリャ・スペイン領に、
- 18世紀になるとイギリス領になる。
※1713年のユトレヒト条約でイギリス領となるが、現在もスペインとの間で領有問題が続いている。
編集後記
今回は調べることが多くて骨が折れました。💦
前回の切手は作者と作品のタイトルまで書かれていたので、余計にそう感じます。
それから東京切手センターのこの3つの切手のチョイスが謎です。 😆
2つ一緒ならいっそ全部同じにした方がよかったのではないかと思ってしまいます
今回の記事についてご指摘、ご質問などございましたらお気軽にお問い合わせください。
最後までお読みいただきありがとうございました! 🙂